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TOKOSHIE / SAKANA HOSOMI

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TOKOSHIE / SAKANA HOSOMI (2nd Edition) PURE HEART LABEL APHL-0002 RELEASE DATE : 2013/11/6 TRACK LIST : 1 行先 2 alone@woods II 3 Cloudy November 4 Light Lungs Float 5 にじます 6 辺境の庭 7 ホームシック 8 North Marine Drive 9 雨とストーブ 10 Clairvoyance II Music by Sakana Hosomi(All Instruments) With : Akino Arai : Vocal (Track 4,6,8) Yuko Araki : Poetry reading (Track 2) Masanobu Asano : A.Sax (Track 6) Hisaaki Hogari : A.Guitar,E.Guitar(Track 6,7) Mitsukuni Kohata : Flugelhorn (Track 3,6) Hirotaka Shimizu : A.Guitar (Track 4) Tetsuro Yasunaga : Electronics(Track 5) もしもあなたに天使を見分けられる特技があるのなら、『とこしえ』で本物の天使に会えるだろう。 仮にそうでなかったとしても、作品に触れた途端、これがこの世で最も美しい音楽のひとつだと容易に気づくはずだ。 細海 魚は北海道・中標津町で生まれた。10分も車で走れば白樺の原生林が広がる、言わば"辺境"で育った。 雪に閉ざされた凍える窓枠から、彼は何を視てきたのか? それは窓ガラスに映る天使自身の姿なのか、ブローティガンやサリンジャー、アップダイクといったアメリカ文学の中に見られるひねくれた主人公が映り込む像だったのか……。 国内における数々のユニークなアーティストらとのコラボレーションを経て、プロデューサーとしての地歩を固めながらも永い時間の中でこつこつと描き上げていった一葉の絵がここに完成した。"リビングルームミュージック"とも呼べるきわめてプライベートなこの世界に、新居昭乃、保刈久明、あらきゆうこ、清水ひろたかといった海外でも高い評価を得る異色音楽家らが客人として絵の具を塗り足していく。 小さなオルガン、団地で遊ぶ子らの声に鳥の声、椅子は軋み、お湯が沸くその傍らに、小さなひだまりのように<とこしえ>は在る。 ジャケットの版画に描かれた叢は雪解けの光と凍土の闇を同居させ、細海の眼差しをやさしく受けとめているよう。北の原生林の中で密かに膨らむ小さな空間は<とこしえ>への入口でありながら誰にも入ることのできない聖域なのだ。 「にじます」「辺境の庭」「雨とストーブ」といったタイトルから放たれる小世界は、どこか福永武彦や庄野潤三といった戦後の作家たちの短編小説を思わせないだろうか。とくに説明もなく、答えは留保されたまま、ただそこに漂う。そんな文学性がこの『とこしえ』のそこかしこに見え隠れする。 好むと好まざるとに関らず<現代人>と呼ばれながら暮らしている私たちは、かつて世界中に生息していたはずの天使を見分ける視力を失いつつある。しかしここに、天使が今も生きていることの証明書が一枚。本作『とこしえ』がそれである。 http://sknhsm.blogspot.com/p/tokoshie.html

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